入居事例① 医療的ケアからの回復 ――もう一度、たべる喜びを
- k-hayashi161
- 10月2日
- 読了時間: 2分
蓮田オークプラザ介護館では、医療的ケアが必要な方にも安心してお過ごしいただけるよう、医師・看護師・介護職員が連携し、日々の生活を支えています。今回は、実際にご入居された方の中から、“その人らしい生活”を取り戻された事例をご紹介します。第1回は、「胃ろう」から「経口摂取」へ――“もう一度食べたい”という想いを叶えたケースです。
・入居時の状態
ご入居前は、多発性筋炎により入院されており、嚥下機能の低下から胃ろうを増設されていました。ご家族は在宅介護が難しいと判断し、当館へご入居。当初は筋力の低下によりオムツ着用、不穏行動も見られ、日中は車いすで過ごされていました。食事は経管栄養で行い、食堂で他の入居者が食事をしている様子を見ながら過ごされていました。
・対応
食事の時間になると、「私のはないの?」と話されることがありました。スタッフはそのお気持ちを大切にし、医師と相談のうえ、完全見守りのもとで経口摂取を再開。徐々に食事形態を調整しながら、嚥下訓練や個別リハビリを並行して行いました。その結果、1か月後には常食を全量召し上がれるまでに回復されました。
・結果
栄養状態が改善し、医師の判断で胃ろうを抜去。個別リハビリの継続により、トイレでつかまり立ちができるほどにADLも向上しました。「食べる喜び」を取り戻されたことで、表情も穏やかになり、日々の生活に笑顔が増えています。
今回の事例のように、ご本人の想いを尊重し、医療と介護が連携することで生活の質を高めることができます。蓮田オークプラザ介護館では、医療的ケアが必要な方にも安心して暮らしていただける体制を整えております。






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